オアシス と アドバンス、違いはナニ!?
●Johnson & Johnson(J&J/ジョンソン&ジョンソン)
ACUVUE OASYS(アキュビュー オアシス)
×
ACUVUE ADVANCE(アキュビュー アドバンス)
J&Jの主力の2ウィークシリコンレンズです。
パッケージなど見た目の違いは多少ありますが、実際その違いって何でしょうか?
徹底比較してみたいと思います!
○製品スペック(※太字が違うところです。)
- 分類:グループⅠ(シリコン素材/非イオン性低含水レンズ)
- 含水率:38%
- ベースカーブ(B.C.):8.40mm / 8.80mm
- 度数:+0.50D~+5.00D(0.25Dステップ)
-0.50D~-6.00D(0.25Dステップ)
-6.50D~-12.00D(0.50Dステップ)
- 直径(DIA):14.0mm
- 中心厚:0.07mm(-3.00Dの場合)
- 酸素透過係数(Dk値):103
- 酸素透過率(Dk/L値):147
- 分類:グループⅠ(シリコン素材/非イオン性低含水レンズ)
- 含水率:47%
- ベースカーブ(B.C.):8.30mm / 8.70mm
- 度数:+0.50D~+5.00D(0.25Dステップ)
-0.50D~-6.00D(0.25Dステップ)
-6.50D~-12.00D(0.50Dステップ)
- 直径(DIA):14.0mm
- 中心厚:0.07mm(-3.00Dの場合)
- 酸素透過係数(Dk値):60
- 酸素透過率(Dk/L値):85.7
○ 具体的な違い
製品スペックを見ての通り、オアシスの方が含水率が低いのが分かります。
一般的には低含水の方が、乾きにくいと言われています。
HEMA素材では、低含水だと酸素透過係数(Dk値)が低くなりましたが、
シリコン素材なので、低含水でも高いDk値です。
比較するとオアシスの方が1.5倍以上高いDk値になります。
どちらも「うるおい成分」をレンズ全体に組み込むレンズデザインで、
アドバンスが『ハイドラクリア・テクノロジー』、
オアシスがより進化した『ハイドラクリア プラス・テクノロジー』とのこと。
またオアシスは、まばたきの時に起きる「まぶたとレンズの摩擦」に注目。
摩擦を抑えることで、乾きの軽減と裸眼のようなつけ心地を目指したようです。
○個人的な感想
実際に片目づつで試してみました!
本来ぼくの眼なら、乱視用で試せれば見え方も比較できたんですが、
アドバンスの乱視用は無いので、今回はオアシス乱視用ではなくノーマル オアシスで比べてみました。
まず触った感じですが、どちらも柔らかい!
トゥルーアイの時も思いましたが、触った感じはHEMA素材と大差ナシです。
むしろJ&JのHEMA素材のレンズは柔らかすぎて、扱いづらさがありました。
シリコンレンズは指に乗せてもつぶれずに、ほどよいコシ(硬さ)があるので扱いやすいです。
細かく比べれば、すこーしアドバンスの方が柔らかいかな?
つけた直後の初期装用感は、どちらも軽いんです(笑)
ぼくの眼が鈍感なんでしょうか?(汗)
これもあえて細かく比べれば、オアシスの方がスッとなじむ感じがありました。
(アドバンスも特別に異物感を感じるほどではありませんが。)
つけたまま数時間過ごしてみました。
その間にパソコン作業とか、何かを注視したり、集中することもありました。
そんな中で感じた違いは、オアシスの方がつけ心地が軽やかです。
というか、ほとんどつけてる意識が無かったぐらいです(笑)
ヒトは何かに集中したり注視すると、どうしてもまばたきが少なくなります。
まばたきが少なくなるとレンズの水分は蒸発する一方なので、乾きます。
アドバンスは少しかすんだり、レンズが重く感じるような、
いわゆるレンズの乾きを感じました。
まばたきをすれば改善できますし、全体を通して快適なつけ心地ではあるのですが。
対するオアシスは、
まばたきが少なくなった状態でも、ほとんどつけ心地に変化がありません。
レンズが乾いたときのまばたきは、まぶたの裏にレンズが当たるような感じがするのですが、それもまったくありません。
○個人的なまとめ
製品スペックやレンズデザインから見ると、ドライアイの人にはオアシスが良さそうです。
もともとの涙の量や質が悪い人でも、負担が少なく快適です。
コスト的にはアドバンスの方が経済的です。
でもつけ比べて思いましたが、オアシスの方が確実につけ心地は良いです。
アドバンスでかすんだ感じや、くもった感じがあった人は、
乾きや汚れが原因だと考えられます。
オアシスの方が乾きに強くて、水濡れ性が高いので汚れにくさがあると思います。
試してみるのも良いかもしれませんね。
今使っているコンタクトはどうですか?
レンズによって変わることも多いはずです。
専門の施設で定期検診を受けて、正しく安全に使いましょう。
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