知らないとキケン!コンタクトの酸素透過性あれコレ
コンタクトの酸素透過性ってなに??
酸素透過性を簡単に言うと、
「コンタクトレンズが、どれだけ酸素を通すことが出来るのか??」
というのを数値化したものです。
瞳は常に呼吸しています。涙を介して酸素補給しているのです。
コンタクトレンズは涙を吸いますし、酸素が瞳に直接触れられません。
怖い言い方をすれば、コンタクトレンズは瞳にフタをしてるようなもの。
レンズをつけている時間が長ければ長いほど、眼の負担は大きくなります。
そのため「レンズがどれだけ酸素を通せるのか?」というのは、
コンタクトレンズを使う上で、重要なポイントになると思います。
酸素不足だとココがキケン!!
黒目(角膜)は透明なレンズです。
透明性を保つために、角膜内皮細胞がポンプの役割で水分量を調節しています。
角膜内皮細胞は怪我や手術などによって一度死んでしまうと、
二度と再生(回復)することはありません。
そのため元々キレイな六角形で整列していた細胞が、穴を埋めるためにイビツな形になってしまいます。
※正常な角膜内皮(左)、ダメージを受けた角膜内皮(右)
この大切な内皮細胞が死んでしまう原因の1つが、
『コンタクトレンズによる酸素不足 』だとしたらどうでしょう?
長時間の無理なコンタクトの使用で、内皮細胞が死んでしまうんです。(怖)
眼科での検診では専用の機械(スペキュラー マイクロコープ)で、
定期的に内皮細胞の状態を写真に撮ってチェックしてくれます。
また、先天的(生まれつき)に角膜内皮細胞の数が少ない人もいます。
コンタクトレンズの使用には、度付き・度なしに関係なく
必ず専門の眼科を受診しましょう。
個人的なまとめ
ぼく個人としては、1番に気を付けるのはコンタクトの使用時間(装用時間)です。
1日10~12時間以上の使用は、眼の負担を特に大きくします。
「外せるときには外す。」(家に帰ったら、眼鏡にする。)
というのが、シンプルですがとても重要だと思います。
そのうえで、酸素透過性の高いレンズを使うことをオススメします。
生活スタイルによっては、どうしても長時間の使用になることもあります。
少しでも眼の負担を減らしてあげるのが良いと思います。
あなたは1日何時間コンタクトをつけていますか??
瞳は酸素不足じゃないですか??
専門の眼科施設で定期検診を受けましょう。
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