以外と知らない、正しいケア方法 -MPSってナニ?-
ケア用品っていろんな種類があります。
使い方もそれぞれで、間違えた使い方はトラブルのもとです。
中でも、間違えた使い方をする人が多いとされる、
「MPS」と呼ばれるタイプのケア用品の使い方を紹介します。
コンタクトケア 『MPS』って知ってる??
ソフトレンズのケア(消毒)方法に、
MPS(マルチ パーパス ソリューション)というのがあります。
これは1本の薬剤で、
洗浄・すすぎ・消毒・保存のすべてが出来るものを言います。
うるおい成分が配合されたタイプもありますし、防腐剤フリーのタイプもあります。
使い方がシンプルですが、正しく使えずにトラブルになる場合もあります。
基本的なMPSケア用品の使い方
大きく分けて3ステップ。
1.基本にして最も重要な『こすり洗い』
レンズを外した後スグに、こすり洗いでメインの洗浄をします。
「有効な消毒成分で20回以上のこすり洗いをする」というのが正しいケアです。
パッケージなどに書かれてる使用方法も、
20回以上、20~30回程度、etc...となっています。
重要なのはもう1つ、「表裏どちらも」こすり洗いすることが大切です。
爪で傷つけないように、気をつけながら洗いましょう。
2.忘れがちな『すすぎ』
こすり洗いで落とした汚れを、しっかりとすすいで流しましょう。
お風呂に入った時をイメージしてください。
体や頭を洗った後に、泡を流しますよね?
泡がついたまま湯ぶねに入る人はいないと思います。
同じようにすすぎをしないと、
せっかく落としたはずの汚れと一緒にケースの中です。残念ですよね。
また、少しの洗浄液ではちゃんとすすげません。
すすぎにもたっぷりと使うようにしましょう。
3.清潔なケースと新鮮な洗浄液で『消毒・保存』
ほとんどのケア用品は、洗浄液とケースがセットになっています。
同じケースを使うのではなく、定期的に交換しましょう。
洗い終わったレンズは、毎回新しい保存液(洗浄に使った液と同じ)で保存しましょう。
保存時間はケア用品によりますが、4時間以上というのが多いようです。
この保存時間で消毒が完了します。
MPSケア用品のメリット・デメリット
○メリット
1本の薬剤で、全てできるので簡単。
液を混ぜたり、洗浄用・すすぎ用・保存用などの使い分けが不要。
○デメリット
こすり洗いにムラがでやすくて、毎回同じ消毒効果になりにくい。
手作業が多くて面倒くさい。
○個人的な補足と注意点
コンタクトレンズのつけ外しや、ケアをするときの注意点です。
必ず、石けんでの手洗いをする。
水道水をしっかり拭き取ってからレンズを触る。
(ソフトレンズは水道水が厳禁)
レンズをつけている間の空のケースは、
保存していた液を捨てて、新しい洗浄液でよくすすぐ。
それから自然乾燥させる。
ケアは正しくできていますか?
コンタクトレンズは直接瞳に触れるものです。
正しくケアして安全に使いましょう。
●おすすめMPSケア用品
・うるおい成分リピジュア配合
・防腐剤フリー
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