ソフトレンズあれコレ-その2 イオン性/非イオン性-
ソフトコンタクトレンズはFDA(米国食品医薬品局)の基準により 以下の4つにグループ分けされています。
●グループⅠ・・・低含水(含水率50%未満)
/非イオン性(イオン性成分含有率1mol%以下)
●グループⅡ・・・高含水(含水率50%以上)
/非イオン性(イオン性成分含有率1mol%以下)
●グループⅢ・・・低含水(含水率50%未満)/イオン性
●グループⅣ・・・高含水(含水率50%以上)/イオン性
イオン性か非イオン性かというのは、簡単に言うとレンズの汚れやすさ・汚れにくさに関係しています。
⇓⇓⇓含水率に関する記事はコチラ⇓⇓⇓
ソフトレンズあれコレ -その1 含水率- - コンタクトあれコレ
●イオン性と非イオン性の違いとは?
イオン性のレンズは非イオン性に比べると水分を多く含めるので、
酸素透過性が高く付け心地がやわらかです。
しかし、水分(涙液)と一緒にタンパク質を吸収し汚れやすいです。
反対に非イオン性のレンズは酸素透過性が低くなりがちですが、
汚れが吸着・吸収しにくいです。
※マイナスイオンを帯びているから目に良いということではありません。
使い捨てレンズが普及する以前は、汚れにくく煮沸消毒ができる非イオン性レンズがほとんどでした。
しかし開発コストが低く抑えられるイオン性レンズが、使い捨てレンズとして普及しました。短期間で使い捨てるレンズでは、汚れをあまり気にせず使えるようになったのです。
(※使い捨てレンズにも非イオン性レンズはありますが、汚れにくいから長期間使える訳ではありません。使用期間はちゃんと守りましょう。)
今使っているレンズはイオン性ですか?非イオン性ですか?
もし今のレンズが合わないと感じているなら、一度調べてみて下さい。
もちろん、それだけでレンズの相性が決まるわけではありません。
コンタクトのメーカーや種類によってデザインは様々です。
専門の眼科医・スタッフに相談しましょう。